SERPOSCOPEを無料サーバにインストールする方法 という記事を書いたところ「最新版にバージョンアップする方法を知りたい」とコメントをいただきましたので、更新方法をご紹介したいと思います。
なお、バージョンアップする前に念のためバックアップ(ADMIN → SAVE)を取っておくと安心です。
注意
SERPOSCOPE の最新版は Ver.3 ですが、本記事では Ver.2 の中でのマイナーバージョンアップ方法を解説しています。
なお、現在のところ Ver.2 のデータを Ver.3 に引き継げないようなので、Ver.2 をお使いの方はまだ Ver.3 にしない方が良さそうです。
データを引き継げるようになったら、本記事にて Ver.2 → Ver.3 へのアップデートも解説したいと思います。
無料サーバに入れた SERPOSCOPE をバージョンアップする方法
- SERPOSCOPEの最新バージョンを取得
- サーバに適用
の2ステップになります。
ステップ1:SERPOSCOPEの最新バージョンを取得
▼SERPOSCOPE(公式)からサーバ用のインストーラを入手します。
最新の Ver.3 が公開されたことで Ver.2 のダウンロードページが見つけにくくなってしまったので、下のボタンから直接ダウンロードしてください。
※SERPOSCOPE公式サイトからダウンロードします
▼ダウンロードできました。(本記事の執筆時では2.15が最新)
ステップ2:サーバに適用
▼まずはサーバにファイルをアップロードします。
GCPの画面を開いて メニュー(三本線) → Compute Engine をクリックします。
▼SSH をクリックします。
▼黒い画面が表示されたら 歯車アイコン → ファイルをアップロード をクリックします。
▼ダウンロードしたSERPOSCOPEのファイルを選択して 開く をクリックします。
▼ちょっと時間かかりますが「完了しました」と表示されればOKです。
Close をクリックして閉じてください。
▼つづいて、下記をすべてコピーして、黒い画面にペースト(貼り付け)してください。
※今回は「2.15.0」というバージョンにアップデートしていますが、バージョンが異なる場合は「2.15.0」の部分を書き換えてからペーストしてください。
sudo mv serposcope-2.15.0.jar /opt/serposcope/ sudo rm -f /etc/systemd/system/serposcope.service cat <<EOF | sudo tee /etc/systemd/system/serposcope.service > /dev/null [Unit] Description = serposcope [Service] ExecStart = /usr/bin/java -jar /opt/serposcope/serposcope-2.15.0.jar Restart = always Type = simple [Install] WantedBy = multi-user.target EOF sudo systemctl daemon-reload sudo systemctl restart serposcope
これでアップデート完了です。
ちなみにコマンド部分で何をやっているか簡単に解説すると
- 最新のSERPOSCOPEファイルを所定の場所へ移動
- SERPOSCOPEを起動する設定を書き換え
- SERPOSCOPEを再起動
という処理をしています。
バージョン部分を書き換えて再度ペーストすることで、元のバージョンに戻すことも可能です。
以上、ご参考になりましたら幸いです。
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