はじめまして。広瀬潤一と申します。
このページでは自己紹介をさせてください。
※5分ほどお時間いただくと思いますm(__)m
どんな人?
お金をかけなくても、今持っているスマホやPCを使うことで、仕事や暮らしの「面倒くさい」を解消するのが趣味のフリーランスエンジニアです。
「そんなことできたんだ!」という、誰でも知っていれば使えるのに意外と知らないITの便利ワザを研究・発信しています。
そして、一度知って仕組みにしてしまえば、明日からずっと効果の続くよう「自動化」をするのも好きです。(明日からずっと楽できるので)
もともとはIT企業で13年ほど組織の効率化に従事してきましたが、現在は個人ひとりの効率化を追求しています。
どうしてそんな人になったのか。話は学生時代にさかのぼります。
いまに至るまで

終わりなき新聞配達
大学に通いながら新聞配達をする、いわゆる新聞奨学生をしていました。
新聞販売店の2階に同僚と住み込み(いまで言うシェアハウス)
- 1:30に起きて
- 6時まで朝刊配達
- 大学に行って午前中だけ授業
- お昼過ぎに店に戻り
- 15時まで夕刊配達
- 18時までチラシの準備と集金まわり
といった生活をしていました。
そこそこキツイ日々でしたが、その代わり家賃&光熱費タダで毎月8万円ほどのお給料と、4年間で400万円の学費を新聞会社よりいただきました。
実家が貧乏だったわけではないのですが、はやく実家を出て自分で暮らしてみたい、とはいえ大卒の肩書も欲しかったので、就職と進学を同時にゲットできる新聞奨学生を選びました。
同じことを淡々とこなす日々
新聞配達は、季節や天候に関係なく来る日も来る日も「同じルートを正確に回る」ことが要求されます。
朝起きればポストに新聞が入っているのが当たり前。たまの休刊日に「今日届いてないんだけど!」と電話をもらうこともありました。
毎日やることは同じで永遠に続く、そんな仕事でした。
これが本業ならウン十年と同じルートを回るわけですが、淡々過ぎてずっとは無理だと思いました。
IT企業に新卒入社する
そんな学生生活も後半に入り、就職に向けて会社説明会に出席するようになりました。
そこで出会ったのが、IT業界のことを説明してくれたとあるシステム会社です。
システム、つまり「仕組み」を作ることで仕事を自動化・効率化する。
新聞配達とは真逆の思想に惹かれ、説明会をしてくれた会社にそのまま就職しました。
システムは自分の代わりに働いてくれる分身
ITと一言にいってもその幅は広く、入社したシステム会社の中でも
- システム開発
- ハードウェア分野
- ネットワーク分野
- データセンター運用
- セールス
といくつか職種がありました。
僕は運良く希望通りのシステム開発部門に配属され、パソコンにインストールして使うタイプのソフトや、いまでは主流となったWEB上で操作するシステムなどをプログラマーとして作っていました。
システムというのは、自分の分身となって24時間365日休みなく働いてくれる作品でした。
作り出すのは大変ですが、1度作ってしまえば自分の手から離れて戦い続けてくれる、RPGでよくある召喚獣みたいなモノです。そしてプログラマーは召喚士です。
そうやってシステムという味方をどんどん増やしていくことで、人が手作業でやっていた仕事をどんどん減らしていける。
面倒くさがりな僕にとって価値観がぴたりとはまり、新聞配達では永遠に実現できないロマンを感じていました。
ところが、残業の多さから次第に体を壊すようになり、もっと負荷のひくい社内SEに転職しました。いわゆる情報システム部の人です。
「作る側」から「使う側」へ
プログラマーと違って、社内SEの仕事は幅広いものでした。
- パソコンのセットアップやトラブル対応
- 新規店舗のネットワーク回線の整備
- 老朽化したサーバの買い替えや構築
- ホームページ運営
- 業務システムの選定や導入
- 業務の流れを図にまとめて、効率を下げている部分の発見
- IT関連の予算策定や計画作成
- 協力業者さんのコントロール
と、1つの会社のなかにあるIT絡みのことは何でもやりました。
そこでは、プログラマーのようにシステムを作り出すのではなく、機器やシステムを組み合わせて「どう使いこなせばよいか」という視点が求められました。
使えないのではなく、使い方を知らないだけ
社内SEは、ときに会社のなかで「ITの先生」にもなるので、ITが苦手で困っている人に教えたり代行すると「ありがとう」と直に言ってもらえました。
ITが苦手といっても「この順番で操作してくださいね」「動かなかったら、このボタンを長押ししてみてください」と伝えることで、なにも付きっきりにならなくても誰もがITが使えるようになっていました。
要は使い方が分からないだけでした。分かってしまえば問題なく使える。はじめは難しそうに見えても、携帯もメールもみんな使っています。
周りよりITに詳しい人が、みんなが使えるように準備を整えて、使い方を教える。
それが社内SEの役割でした。
目の前の人を救えなくなった
そんなある日、部長から社内異動を告げられ、仕事の相手とスタイルが大きく変わりました。
現場を中心に動いていた以前と違って、整備されたルールに縛られた環境で、書類を出すにもレビュー→修正を繰り返し、ようやく客先に持っていく頃には「スピード感がない」「要望と違う」と残念な顔をされました。
また現場から「困っているので何とかしてほしい」と声をもらっても、その人やその部署ごとに問題解決をしてしまうと、会社全体としては方針や資産がバラバラになって効率が悪くなってしまいます。
そこで「全体最適」の名のもとに現場の要望を断り続けました。
様々な立場からそれぞれ別の主張が来るので、大義名分を作ってどうやって落とし所を探るか?そういう調整ごとが増えていきました。
仕事の規模も大きくなり、現場から離れ業者さんにお願いするのが仕事となり、抜け漏れのない予算や計画を作ることが求められました。完成度を高めようとすると際限がなく、人手は増えなくても仕事ばかりが増えていき、さばけない仕事は質も下がっていきました。
仕事は減らない、収入は増えない、責任と要求レベルは大きくなる一方・・・。そんな日々に少しづつ疲弊していき、これがずっと続くのか、いや続けられるのかと将来に不安を覚えました。
そして、気づけば誰からも「ありがとう」と言われなくなっていました。
たまたま自営業という世界を知る
そんなある日、社外研修の一環で「働き方改革」の研究会に参加することになりました。
いろいろな企業からメンバーを出し合って、決められたテーマについて研究と発表を行い入賞を目指すというものです。
月に1度のペースでメンバーが集まり研究や討論を重ねていくなかで、「生産性が高い働き方って自営業だよね」という話題になりました。
はじめは「へぇー自営業ねぇ」としか思っていなかったのが、知れば知るほど興味がわき、個人的に調べるようになっていました。
会社員からフリーランスへ
仕事の内容も、働く時間も、単価さえも自分ひとりで決める自営業なら、お客さんと自分の2人が納得すれば誰にも意見されず即決できる。
しかも自宅を拠点に働くことで、残業続きで負担をかけていた妻の手助けにもなる。
子どもたちとも一緒にいられる。
自営業なら、お客さんと家族、そして自分自身の悩みも同時に解決できる。
気づけば、自然と退職願を書いていました。
ぼくが伝えたいこと

有給消化でようやくまとまった時間ができたので、今までの人生を振り返りつつ、このブログを書き始めました。
そして、自分の好きなこと、得意なこと、ぼくが救える目の前の人のこと、少しづつ整理がついていきました。
- ITが苦手でどこか敬遠している個人が
- 知っていれば使えるスマホやWEBツールの便利ワザで
- 煩雑で面倒な仕事から解放されて
- もっと趣味や家族と向き合えるようになる
それが、このブログで発信しているIT活用術です。
ITはどんどん進化して、生活もますます便利になっていきます。
携帯電話がなかった時代、インターネットやメールがなかった時代、そしてスマートフォンがなかった時代。
そんなすこし昔と比べてみると、現代は確実に便利になっていて、今後も進化していくでしょう。
そしてITは仕組み化できるので、面倒くさがりでも、手間をかける時間がなくても大丈夫。
使い方を知っているか、知らないか、その差だけなんです。
だったら、ITが大好きで少しだけ詳しいぼくが、実際に使えるワザを具体的な手順でお伝えするので、ぜひ知ってもらいたい。
そして「もっと早く知りたかった!ありがとう!!」と喜んでもらいたい。
それが僕の願いであり使命です。
さいごに僕の仕様
- 神奈川県出身・在住
- 1982年生まれ
- 在宅ワークのためか、主夫っぽくなってきました
- 貧乏性から節約術を学び、ついでにファイナンシャルプランナー資格を取得
- 好きな言葉:楽をするための苦労はいとわない
長々と読んでいただきありがとうございました。