- 脱サラして個人事業主になったけど、やっぱり事業用の銀行口座って必要なの?
- 事業用と生活用で口座を分けないとどうなる?
- いま持っている口座の1つを事業用として使ってもOK?
そんなあなたに読んでもらいたい記事です。
- 個人事業主が口座を分けるのは「推奨」であり「必須」ではない
- 口座を分けることのメリット・デメリット
- 事業用に適した銀行口座とは
この記事を書いている僕は、やく2週間前に「開業届」を出して個人事業主となりました。
>>関連記事:【実体験】起業から1ヶ月ルールの「開業届」を開業前に提出してきた話
先日、印刷会社にお願いして名刺を作ったのですが、「これは自営業のみなさんが言ってる”経費”というやつでは?」と思い、遅ればせながら個人事業主が知っておくべき経理のことを勉強しました。
冒頭の疑問はまさに僕自身が知りたかったことなのですが、いろいろ調べたら答えが分かったので、2分ほどお付き合いください。
個人事業主が口座を分けるのは「任意」であり「必須」ではない
確定申告と帳簿作成は「必須」
個人事業主となると、自分で事業のお金を管理して、自分で確定申告をします。
(売上があるのに確定申告をしないと脱税になってしまいます)
では確定申告をするために何を用意すればいいかというと、帳簿が必要になります。
この帳簿を作るおおもとになるのが、銀行口座の通帳です。
事業で使う通帳は、個人用の通帳と違って
- 7年間は保管
- 税務署から「見せて」と言われたら提出する
通帳の中身はすべて帳簿に書く
といった義務があります。
※2019.2.11 追記
事業専用の口座ではない場合、通帳の中身はすべて帳簿に書く必要はなく、事業に関するもののみ記帳すればOKでしたので、訂正いたします。
よって、確定申告やそのための帳簿・口座の用意は必須です。
事業用と生活用で口座を分けるかどうかは「任意」
確定申告や帳簿作成のために銀行口座が必要なわけですが、その口座を「事業専用」とするのか、「事業用と生活用」とするのかは自分で任意に決められます。
必ずしも「事業専用の銀行口座を持たないといけない」わけではないんですね。
ではどっちがよいのか?
口座を分けることによるメリット・デメリットを見ていきます。
口座を分けることのメリット・デメリット
メリットはとにかくシンプルなこと
帳簿を作るときに、通帳のなかに生活用の入出金が混ざっていると
「これは事業用で、これは生活用で・・・」
と1つ1つ分別することになり手間です。
また、事業専用の口座だと通帳の中身をすべて帳簿に書くこととなり、事業に関係のない入出金もごちゃまぜの分かりにくい帳簿ができあがります。
はじめから事業用の口座を持っておくことで、生活用の入出金かどうかを見分ける手間がなくなり、帳簿もすっきりシンプルになります。
デメリットは手数料が高いこと
事業用の口座はだいたいATMや振込などの手数料が高いです。
とはいえ、お給料として月に1度引き出す程度ならそれほど負担にはならないかと思います。
事業用に適した銀行口座とは
個人事業主が事業用の口座を持つのなら、個人でも法人でもない「営業性個人」という扱いの口座をつくります。
「屋号 + 個人名」という名義で口座を作れるので、対外的にも「どこどこの誰」と事業感がアップします。
※屋号:個人事業主が使える「会社名」のようなもの
僕は銀行といえばネット銀行派でして、なかでも住信SBIネット銀行をメインで使っています。
関連記事:ATMも振込も無料。メインの銀行はそのままで、お得なネット銀行を併用しよう
ところが、住信SBIネット銀行は事業用NGでした。
※2019.2.11 追記
営業性個人の口座はつくれないものの、個人用の口座をつくって事業利用はOKでしたので、訂正いたします。
当社では、営業性個人・事業性個人の口座を開設いただくことができません。
※営業性・事業性個人とは、個人事業主やSOHOのかたなど個人として事業を営むかたを示します。なお個人としての口座の開設は可能です。
そこで、ネットで調べると
- 楽天銀行
- ジャパンネット銀行
の2行がおすすめとのことで、楽天銀行で事業用の口座を用意することにしました。
すでに個人の口座をもっているのですが、事業用の口座を追加で作れます。
ジャパンネット銀行もよいのですが、個人的にはトークンが煩わしいんですよね。。
まとめ
- 「事業用」と「生活用」で口座を分けるかどうかは自由に選べる
- だけど分けておく方が無難
- 屋号が設定できる口座は対応する銀行が限られるので注意
基本的にどのサイトを見ても「口座は分けておきましょう」となっていて、事業用に口座を1つ用意しておくのが一般的のようです。
楽天銀行でサクッと口座を用意して、あとは本業に専念しましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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