WEB版(パソコン版)Googleカレンダーでは、予定を管理するほかにも
- ToDoリスト
- リマインダー
を登録したり表示・編集ができました。
「カレンダー」と「やることリスト」は相性がいいので、Googleカレンダー上でまとめて管理できるのは便利なのですが、今まではこの「ToDoリスト」と「リマインダー」は同時には利用できなくて、どちらか一方を選んで使う必要がありました。
ところが、ふと気づくとWEB版のGoogleカレンダー上で「ToDoリスト」も「リマインダー」も一緒に使えるようになっているではありませんか。

Googleカレンダー
となると、「ToDoリスト」と「リマインダー」をどう使い分ければよいのか、そもそも何が違うのかが気になるところです。
そこで今回は、似た者同士の「ToDoリスト」と「リマインダー」の違いを解説します。
おすすめの使い分けもご紹介しますので、結局どっちを使ったらよいの?と迷われているようでしたら4分ほどお付き合いください。
- Googleカレンダーで使える「ToDoリスト」と「リマインダー」を比較
- こんな使い方に向いてる!両者のおすすめの使い分けを紹介
僕は13年ほどIT業界にいたのですが、紙の手帳は使わずに、「予定」も「やることリスト」もすべてGoogleカレンダーとToDoリストで管理していました。
リマインダーの存在も知っていたのですが、ToDoリストから乗り換える必要があったため、今まで積極的には触っていませんでした。
今回いきなり両者が共存できるようになったので、僕自身での使い分けを考えつつこの記事にまとめました。
Googleカレンダーで使える「ToDoリスト」と「リマインダー」を比較
ToDoリスト | リマインダー | |
メモ書きの追加 | ○ | △ GoogleKeepと連動すれば可 |
繰り返し設定 | △ 要GTasksなど他のアプリ | ○ |
未完了の自動繰越 | × 古い日付のまま残り続ける | ○ 翌日に繰越 |
通知 | △ 日単位(他のアプリを使えば時刻単位も可) | ○ 時刻単位 |
グループ分類 | ○ タスクをグループ分けできる | × |
誰かと共有 | △ 要アドオン | × |
アプリ | ○ 純正ほか多数 | △ 専用アプリはない。Googleカレンダーアプリから利用できる |
タスクの登録 | ・Googleカレンダー(WEB版のみ) ・GoogleToDoアプリ | ・Googleカレンダー(WEB版・アプリ) ・GoogleKeep(終日は不可) ・Googleアシスタント(終日は不可) |
タスクの確認・編集 | ・Googleカレンダー(WEB版のみ) ・GoogleToDoアプリ | ・Googleカレンダー(WEB版・アプリ) ・GoogleKeep(Keepで作成したタスクのみ) ・Googleアシスタント |
メモ書きの追加
ToDoリストは、タスクの「タイトル」だけでなく、ちょっとしたメモも書いておけます。

Googleカレンダー_タスク
一方、リマインダーは基本的に「タイトル」しか登録できません。
ただし、リマインダーはメモアプリ「Google Keep」と連動することで、メモ書きだけでなく画像や音声をくっつけて登録できます。

Googleカレンダー_リマインダー
繰り返し設定
ToDoリストは「毎月」や「毎年」といった繰り返し登録ができませんが、リマインダーは対応しています。

Googleカレンダー_リマインダー
でも実はToDoリスト単体では繰り返し登録できないものの、他のアプリを使うことで可能になります。
たとえばToDoリストと同期して使える「GTasks」というアプリがあるのですが、GTasksを使ってタスク登録すると繰り返し設定ができます。
ただし、アプリを使う必要があるのでパソコンからは登録できません。

GTasks
>>関連記事:ToDoアプリ「GTasks」の使い方。待受画面からサクッとタスク管理
未完了の自動繰越
ToDoリストは期限をセットすることができますが、たとえ期限を過ぎたとしても、古い期限のまま残り続けます。
一方のリマインダーは、今日の期限にセットしたのに完了しなかった場合、自動的に翌日に同じリマインダーが出てきます。
つまり完了するまでリマインダーが毎日お尻をたたいてくれるわけです。
通知
ToDoリストは、スマホにアプリを入れて期限をセットすることで、その日に1回スマホに通知がきます。
一方のリマインダーは、「何時に通知」とより細かく指定できます。
あと詳しくは後述しますが、リマインダーはGoogleHomeなどのスマートスピーカーでもセットすることができ、その場合はスピーカーからも「○○さんにリマインダーがあります」と音声でお知らせしてくれます。

Googleカレンダー_リマインダー
グループ分類
ToDoリストは、目的におうじて複数のリストを作ることができます。
一方のリマインダーはグループ分類の機能はないので、仕事もプライベートもいっしょくたに管理することになります。

ToDoリスト
誰かと共有
ToDoリストもリマインダーも、基本的にほかの人と共有する機能はありません。
ただ、ToDoリストはChrome拡張機能を使えばで実現できるようです。
リマインダーはGoogleKeepと組み合わせれば共有できるのかと思いきや、試してみたらメモの内容は共有できてもリマインダーは自分だけへのお知らせしか来ませんでした。
アプリ
スマホで使うなら気になるアプリ対応ですが、ToDoリストはGoogle純正アプリのほか、Googleと同期して使えるアプリがいくつもあります。
一方のリマインダーは専用アプリはないものの、GoogleカレンダーアプリやGoogleアシスタントを使って登録や編集ができます。
タスクの登録
ToDoリストへのタスク登録は、パソコンからはGoogleカレンダー(WEB版のみ)、スマホからはToDoリストアプリを使って登録できます。
一方リマインダーの登録は、WEB版だけでなくアプリのGoogleカレンダーからも登録できます。
さらにGoogleKeepで作ったメモにリマインダーをセットしたり、Googleアシスタントに声だけでリマインダー登録できます。
スマートスピーカーに「14時に”布団とりこみ”とリマインダーして」と言えば、14時になるとスピーカーからお知らせしてくれるので便利です。
リマインダーは時刻指定と日付指定の2タイプ
リマインダーを登録するときは必ず期限をセットしますが、「○日の○時まで」と時刻まで登録する方法と、「○日中」と終日で登録する2通りがあります。
終日のリマインダーは、Googleカレンダーから登録する場合のみセットできます。
タスクの確認・編集
タスクの登録と同様に、ToDoリストは
- Googleカレンダー(WEB版のみ)
- Googleカレンダーアプリ
から確認や編集ができます。
リマインダーの方は
- Googleカレンダー(WEB版・アプリ)
- GoogleKeep(Keepで作成したタスクのみ)
- Googleアシスタント
で開くことができます。
ToDoリストがGoogleのサービスの1つという立ち位置なのに対し、リマインダーは各サービスを横断して使える機能という位置づけのため、このような差を生んでいるのだと思います。
こんな使い方に向いてる!両者のおすすめの使い分けを紹介
ToDoリストはこんな使い方がおすすめ
ToDoリストは、ひとことで言うと「急ぎではないけど忘れたくないタスクを管理する」のに向いていると思います。
たとえば
- 読みたい本や観たい映画
- ボーナスが入ったら欲しいものリスト
- 仕事のやることリスト
などはToDoリストで腰をすえて忘れないように管理しておきたいです。
リマインダーはこんな使い方がおすすめ
一方のリマインダーは「期限を過ぎるのが許されないタスクを管理する」のに向いていると思います。
- 暗くなるまえに布団をとりこむ
- ○にちまでに税金を支払う
- 毎月△日までに家賃を振り込む
など、明確な期限があるタスクはそのタイミングで通知が来るので助かります。
また、家賃振込みなど繰り返し発生するものや、音声だけで済ませたい簡単な備忘録などもリマインダーしておくと便利だと思います。
まとめ
- WEB版Googleカレンダー上で「ToDoリスト」と「リマインダー」を併用できるようになった
- ToDoリストは「急ぎではないけど忘れたくないタスクを管理する」のに向いてる
- リマインダーは「期限を過ぎるのが許されないタスクを管理する」のに向いてる
- 2つのサービスは役割が似ているものの、その特徴を理解して上手に使い分けよう
僕もまだ試行錯誤中ですが、いったんはToDoリストを母体にしつつ、簡単なメモや音声で済むものはリマインダーといった具合に使い分けてみようかと思います。
もしかしたら将来的には統合されるかもですが、いま使えるものは便利に使えばよいと思いますので、ぜひお試しください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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